歩行機能には上肢の役割を考える必要があるって知っていましたか?

リハビリ

横浜市港北区新横浜地区にあります脳梗塞リハビリ保険外サービス「Discovery style」施設長の阿部です。

今回、理学療法ジャーナルの7月号の特集に「脳卒中患者の上肢に対する理学療法 up to date」というテーマで、いろいろな切り口で脳梗塞後遺症者の方への上肢機能アプローチが紹介されていました。

その中から、私が現在の臨床をしていて、感じていることとリンクしている内容をご紹介させていただけたと思います。

1.歩行機能に必要な上肢機能アプローチ

理学療法ジャーナルには、歩行における上肢の役割を以下の2つの側面で紹介されていました。

①歩行における上肢の役割は、その重さと動きによって歩行中の外乱を減らして効率を高めることであるという研究があります。

②また、上肢の動きによって胸椎、胸郭の動きを最小限にし、さらに肩甲帯の回旋と骨盤の逆回旋が効率的な歩行にとって必要不可欠であるという報告もあります。

なので、私たちの身体は上肢または下肢として、別々に考えるのではなく、動きやすい身体を作っていくためには、全身に目を向けて脳梗塞リハビリを行っていく必要性があることが、この研究報告から読み取ることができます。

実際に、私が病院に勤めていた際に経験したことですが、上肢の骨折をしてしまい、三角巾で患側上肢を吊っていた患者様がいらっしゃいました。
片側の上肢を固定してしまうことで、歩容が乱れ、下肢には歩行を阻害する要素(麻痺)がないのにも関わらず、歩行が不安定となってしまいました。

このように、上肢の役割は歩行において不可欠であると言えます。

なので、脳梗塞後遺症をお持ちの方へのリハビリの中で、上肢機能への関わりを早期から行う必要性がありますし、を機能的に使用できるための姿勢の安定について考えていく必要性があります。

2.当施設での取り組み

当施設では、上肢機能へのアプローチを希望されるお客様が多くいらっしゃいます。

当施設での取り組みは、手のアプローチコースの中でも、必ず歩行を動画で撮影をします。麻痺側上肢への関わりをした後に、歩行を評価すると、歩容の変化があるからです。

それを経験していただき、運動を行うということは、全身のことを考えていく必要性があることをお客様と一緒に確認をしています。

現在、リハビリの中で理学療法士が足のリハビリ、作業療法士が手のリハビリというように、患者様の中で強いイメージがあるようです。

なので、理学療法では歩行練習、作業療法では、座って手で道具を使う練習をするリハビリではなく、全身のつながりを考えたチームアプローチを行う脳梗塞リハビリを提供していく必要があると思っています。

このように当施設では、全身のつながりを考えたリハビリを提供し、お客様に少しでも姿勢の安定を考えていただき、日常生活の中で汎化させていけるような関わりを目指しています。

3.、まとめ

今回は、理学療法ジャーナルの特集記事から、脳梗塞リハビリには歩行のアプローチでも、上肢の役割に目を向けることが大切だということを、当施設でリハビリさせていただいている中で実感させていただいたので、ご紹介させていただきました。

今回のように、リハビリのジャーナル等で紹介されている記事で、実際に私が行ってるリハビリ場面と一致する経験があった時に、このようにご紹介できたらと思っています。

最後になりましたが、当施設にご興味・ご関心がありましたら、当施設のホームページをご覧いただき、連絡をいただけたらと思っております。

https://discoverystyle.jp/

よろしくお願いいたします。

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